アメリカ遊学記その2

前回からの続き)

翌朝、やはり空腹で目が覚めた。

雨が降っていたが、止んだようだ。

昨日ここの受付(オーナーか?)が言っていた向かいのレストランに行くことにした。

ロサンゼルスの道路は広い。

東京とは比べ物にならないほど1車線の幅が広いからだと思う。

 

やっと食べられるアメリカでの食事

9時過ぎだとまだ開店していないお店がほとんど。

今で言うフードコートになる。

タコスなど、メキシコの食べ物があったので、とりあえずはそれにした。

食べ慣れない物ではあったのですが、開いている店ではそこが手っ取り早そうだったのでタコス系にしました。

タコスは若干辛さもあったのですが、何しろお腹がすいているのでコーヒーとタコスを食べ、サイドメニューで豆の煮込んだようなあまり味のないものも一緒に食べました。

ある程度お腹が落ち着いたのでモーテルに戻ります。

途中で道路沿いに置いているボックスから取り出し、お金を入れればOKの新聞を買いました。

この新聞に宿泊の情報があるはず。

そういう風にアメリカ人の先生に聞いていたので、迷わず買いました。

もちろん英語のみです。

 

嘔吐

モーテルに戻って新聞を読み始めたら急に気持ち悪くなってきて、すぐにトイレに駆け込んで嘔吐しました。

ふらつくは、気持ち悪いは、でアメリカ滞在2日目のスタートは散々なものでした。

考えてみれば24時間近く食べていない空腹の腹に、寝る前と一度目が覚めてからは水だけ。

朝起きたら空腹の胃に辛い食べ物や今まで食べたことのない食べ物を入れたので戻したのだと思います。

「せっかく食べたのに、胃の中はまた空っぽになった」と恨めしく思ったのでした。

 

レンタカーを借りる

しばらくして落ちついたので、まずはレンタカーを借りにモーテルから歩いてすぐの所に行きます。

日本から来たばかりだと話をしてゆっくりしたスピードで話してもらうようにお願いします。

意外とフレンドリーな人でいろいろと説明してくれましたが半分くらいしか理解できません。

それにしても1週間で70ドルは安いなと思いました。

そのレンタカーショップでロサンゼルスの地図を貰って方向を確認します。

また、モーテルに戻ります。

新聞を読んで宿泊施設を決めます。

ウイルシャーホテルと言うところに電話をします。

1か月400ドル(素泊まり)が決め手です。

そこの店主なのかマネージャーなのかは分かりませんが、英語が訛っている。

中東系なまりの英語で、しかも電話なので非常に聞き取りづらい。

それでもウィルシャーと言う単語を頼りに、車で出発します。

 

初めてのハイウェイ

ダウンタウン近くにある安いホテルですが、そこまで行くのに初めてハイウェイに乗りました。

もちろん、その前にレンタカー屋さんでもらった地図を確認しています。

ハイウェイに乗ってみると英語で表示されています。

これが日本人の私にとっては非常に見にくい。

読めないのです。

表音文字であるアルファベットの並びを車を運転しながら瞬時に読み取ることが非常に難しいです。

 

日本と違う事が運転に集中できない

もう一つは通行区分が日本と逆の左ハンドルです。

また、住居表示が日本の住所表記法とは違っていて通りに全ての住居が番地で記されていることも知らなかったので、日本での癖で「交差点名」を確認しようとしますが、もちろん「交差点名」などなく相手は通りの名前を連呼するだけ。

しかも半分しかわからない英語で会話しているから理解できなかったのです。

これらの条件もあり、簡易的な地図のせいもあって、1時間もかからない場所にあるホテルまで3〜4時間かかりました。

これは行く前に「地球の歩き方」を読んでおけば良かったのかもしれません。

しかし、異なる文化のアメリカで発見することはこれ以外にもたくさんあります。

 

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