(前回からの続き)
ホームステイが決まった後、ホテルからはすぐに出た。
既に1ヶ月分の支払いは済んでいたので、問題はなかったのだが、半分近くの日数分を捨てたようなものになってしまいました。
しかし、誰とも接触しないまま残りの日数を過ごすのは逆に問題が大きいと考え泣く泣く引き払いました。
会話の量が増え、質も上がった
毎日会話ができる環境に変わると英語の上達も早くなった気がする。
四六時中一緒にいるわけではないが、それでも会話の量は格段に増えた。
街の説明をしてくれたり、駐車はここにすれば良いとか、どこに行けば何があるとかなども教えてくれた。
アウトレットに行きたいと思った時も、ここからだと車で3時間くらいかかるとかなどの情報もくれた。
また、ロサンゼルスに行く時は、ここは行かない方が良いと言う情報は貴重だった。
そんな訳で最初に泊まったホテルは非常に治安の悪い地域にある、と言うことも彼女から聞いたのです。
食事はステーキが多くなった
スーパーで牛肉を買うと馬鹿に安い。
厚さが1センチちょっとで長さ25センチ位の牛肉がスーパーだと3ドル程度で買えた。
サラダはバイキング方式で勝手に好きなものを入れるのだが、それも1ドル程度だったので、肉とサラダは常食になって行ったのです。
ホームステイのキッチンを借りればステーキはすぐに焼けるのでなんの不便もなく、ホテルで暮らしていた時に食べていたファストフードオンリーの生活から脱却したのです。
流石に毎日ハンバーガーやフライドチキンだけでは飽きも来てしまいました。
もちろんホームステイ先に引きこもっている訳ではないので昼はチャイニーズレストランに行ったり、タイの料理を食べたりしました。
肉食と言うのはお米を主食とした日本の食事とは違って数時間経過するとお腹が減ってくるシステムです。
お米は腹持ちが良いのだと、この時に初めて知ったのです。
数時間でお腹が減るので、夕食を食べて寝る頃にはお腹が減っているので、昼間パンやマフィンなどを買い込みお腹が減って眠れない時はそんなものを食べてから寝る習慣がついてしまったのです。
それはホームステイ先でも同じで、お腹が減っては眠れないので、寝る前に物を食べていました。
アメリカは車が必須
電車や地下鉄がないロサンゼルスは車は必須です。
前にも書きましたがレンタカー代はかなり安いし、ガソリン代も安い(ミネラルウォーターよりガソリンの方が安いのにはびっくりしましたが)のでもっぱら足は車。
ハイウェイはタダで乗れるし毎日ドライブしました。
なのでスーパーに行くのも車でちょっと。
バスもあるのですが、ニューヨークの地下鉄の悪いイメージが先行してしまったので公共交通機関は怖いと思い込んでしまったのです。
そのお陰で道も詳しくなっていました。
地図も新しく買ったので詳しくストリートの名前が全て記載されていました。
タダでもらったレンタカー屋の地図よりも良い物でした。
車雑誌はかなり買い込みました。
ホンダファンの自分としてはアメリカにしかないホンダ車は物珍しさもありカメラを向けました。
駐車違反
駐車違反は日本よりも厳しく、3輪のスクーター(日本よりも大きなバイク)で警察官(もしくはシェリフ?)が巡回にきて取り締まりを厳しくやっています。
駐車場料金もそれほど高くはない。
路上にあるコインパーキングはゼンマイ式で例えば10分だけ駐車したい時はその分のコインを入れてゼンマイをかけるような感じのシステム。
日本での300円1時間の硬直的な画一的な機械ではなく、こう言う面は本当に合理的だと痛感させられました。
銀行にお金をおろしに行くのにほんの5分で済むのに、日本では1時間300円の路上駐車スペースを利用するしかないことを考えると融通が効かないと思います。
ダウンタウンではその手の路駐システムがありますが、郊外に行くと路上駐車禁止の標識がないところが多く、そこでは本当に24時間タダで駐車できます。
ダウンタウンでタイレストランに入ったことがありまして、その時に30分で済むだろうと思ってその分の料金を入れて駐車しました。
食べていると駐車違反の切符を切る専門の警察官(もしくはシェリフ?)が自分の車の切符を切っているのが窓越しに見えたのです。
慌てて駆けつけ「時間切れから3分も経過していないのだから許してほしい」と言うとその黒人の警察官は野太い声で「NO!」と一言だけ言って任務を遂行していました。
またこの警察官と言い、空港で見かけた軍の人たちと言い、みんな筋肉隆々で二の腕なんかは自分の太ももくらいの太さがある。
こんな人たちに押さえ込まれたら一溜まりもないので、潔く諦めました。
その後すぐに反則金を銀行に振り込みに行きました。
アメリカはルールに従うことに徹していますので皆さんも心して滞在してください。