アメリカ遊学記その18

前回からの続き)

アメリカは平等な社会。

つまりフェアーな社会と思っていたが、まだまだ人種差別の火種は残っている。

 

ロドニーキング事件

アメリカではロドニーキング事件で黒人の白人に対する怒りがくすぶっていた。

ただし、ロドニーキングは懲役刑を言い渡されていて仮釈放中に飲酒運転で警察から停止命令を受けたにもかかわらず、再収監させられることを恐れ逃亡する。

警察は追跡の後にロドニーキングを車から下ろした。

ここまでは当たり前の話。

しかし、白人の警察官は無抵抗なロドニーキングに執拗なまでの暴行を加えた。

さらにこの映像がテレビで放映された。

これを黒人差別と捉え白人対黒人の構図が出来上がる。

この頃警察による暴力事件がクローズアップされていて社会問題にまで発展していた最中の出来事だった。

つまり警察官であることを良いことに犯罪者に必要以上の暴力を振るうと言うのは正義なのか?と言う風潮があった。

 

在米コリアンと黒人の対立

これはロサンゼルスで複数人から聞いた話だが、ロサンゼルスにはコリアンタウンがある。

もちろん韓国人が住んでいる地域で商業施設も多数ある。

個人で経営する店もあった。

個人経営のコンビニもある。

ここで万引きがあった。

黒人の子供(年齢は定かではない)がコリアン経営の店で万引きをした際、コリアンがその子供を後ろから銃で打った。

死にまでは至らなかったものの、この事件で黒人のコリアンに対する敵対心が増大した。

ここでは黒人とコリアンの対立の図式が出来上がった。

 

犯罪に対する必要以上の正義感

余談だが日本ではマスクをつけないと非常に気まずい雰囲気がある。

これとて、マスクが破損したらつけられないし、一方的に「悪」をイメージして、正義感を振りかざすのは好ましくない。

ことアメリカに至っては犯罪もかなり悪質ではあるけど、警察官もかなりの力技でねじ伏せることが当たり前の社会。

アメリカのカーチェイスを見ていると何台もの車にぶつかっても逃げようとするし、車がひっくり返っても中から脱出して走って逃げるような光景は日常茶飯事。

現金強盗もATMにロープを結んで、ピックアップトラックで引っ張ったり、店に車ごと突っ込んだりと日本では考えられないような犯罪パターンを目にする。

逃亡している車が警察に捕まると、警官は全員ピストルを構える。

銃が合法化されているアメリカでは当たり前のことかもしれない。

銃を構えなければ犯罪者から撃たれる可能性が非常に高い。

私が2日目の夜、ヘリコプターの音に叩き起こされたのがまさにこの銃を構えて犯人を包囲するシーンである。

犯人を押さえ込むのにもかなる荒っぽい。

頭を押さえつけることもあれば、地面にうつ伏せにさせ、複数の警察官が背中や頭、脚を押さえつける。

犯人も暴れるので仕方がないとも思えるが、正義感も度が過ぎると犯人を殺してしまうこともある。

つい最近も警察官の行き過ぎた行動が事件になった例がある。

それが2020年5月の事件


動画でも分かる通りデモをする人々が徐々にエスカレートしていき、パトカーのガラスを叩き割るシーンがある。

このように歯止めが効かなくなるのがアメリカでよく見られることなのは残念で仕方がない。

 

人種差別はまだまだ残っている

黒人の女性に聞かれたことがある

Are you Korean?と。

私はNo! I’m Japanese.と答えたら。

にっこり笑って、SAYONARA! ARIGATO!と言って去って行った。

この話が前述のコリアンと黒人の対立と即、結びつく訳ではないですが、情報としては持っておかないといけないのも事実。

私は人種に関係なく人間性を見て付き合うようにしていた。

ニュートラルな気持ちが一番良い気がする。

もちろん好き嫌いはあるので、苦手な人にはなるべく・・・

I gotta go.とか言ってすぐその場を立ち去るようにしていた。

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