英語が話せるようになりたい、と漠然と思っていませんか?
例えば「仕事で必要」「海外留学する」「TOICで高得点を取りたい」「SNS上で英語でやり取りしたい」など目的が定まっていれば上達する可能性はかなり高いと思います。
しかし、初めに言っておきますが、英語が話せるようになる道のりは正直険しいです。
なんとなく英語を話せるようになれば良いな、と言う感覚では話せるようにはならないと思います。
英語の必要性
- クライアントに説明するため
- 留学するため
- 海外に旅行をする為
- 将来翻訳を仕事にしたい
などの具体的な目標はやる気を高めてくれるので継続できると思います。
中学、高校で習ったのに話せないから今さら無理
6年間も勉強したのに話せないのだから今さら無理と思う人も多いと思います。
でもそれは勉強としての英語だからだと思います。
- 英文法がいまいちわからない
- 単語の語数が少ない
- 英文を作るのが苦手
- リスニングが苦手
- 読むのが苦手
英語嫌いを上げるとキリがありませんが、おおむね上の5つのポイントが挙げられます。
あれ?
上の5つの条件が全部ダメだと話せる気がしない?
ま、全部ダメだと絶望的ですよね。
会話は別物と思った方が良い
学校の勉強と、英語で会話をするのは別物だと思った方が良いです。
私の経験で言えば、英語を話すと言うこと自体がとんでもなく難しいことだと思い込んでいました。
しかし、28歳の時「今どき英語も話せないとモテない」と言うくだらない理由で英会話学校に通い始めたのです。
もちろん、最初は話せません。
考えてみてください。
日本語を話す時に、
主語、述語、目的語と修飾語と補語、など文法を意識しながら会話をする人は日本人では学者や日本語の専門家以外はいないと思いませんか?
英語も全く同じです。
文法を意識しながら話していると会話はできません。
学生の時に英語の成績が良かったとしても英会話ができるとは限りません。
英語は英語で考え、話す
でもそう言っても文章が組み立てられない、とか、一番問題なのは聞き取れないことがネックになるのではないか?
など疑問は出てきますが、私は「慣れ」だと思っています。
とは言え、学生時代の英語の単語の記憶量や文法ができると入りやすいと思います。
私も会話の最初の頃は文法を意識しながらたどたどしく始まりました。
しかし、ある程度会話速度が速くなると文法など考えている余裕はありません。
あくまでも習い始めに有利なのであって、その後は無意識に文章が出てくるようになりますので文法を意識するのは最初だけです。
ただし、語彙力は勉強した分有利です。
リスニングは繰り返しの訓練が必要
リスニングは訓練が必要です。
しかし、これも「慣れ」で進んでいけます。
今やYouTubeで検索すれば英語のコンテンツが出てきますので、耳慣らしはいつでもできますよね。
英語は割と簡単に話せるようになる
私が英会話学校に行っていたのは30年ちょっと前の平成が始まった頃。
インターネットなどない時代ですから、英会話学校は貴重な情報源であり訓練所でもありました。
最初は1週間に1度位のペースで通っていましたが、最後は1週間に4回は通いました。
すると、これは本当に不思議なのですが、耳が慣れてきて少しづつ聞き取れるようになるし、少しづつ話せるようになるのです。
これは本当に快感です。
なぜだか頭の中に英語が入ってくるのです。
それでも行き詰まると日本語を英語に置き換えようとしますが、それでは会話は進みません。
話すことも慣れです。
繰り返し繰り返し少しでも話すようになると微妙ではありますが、英語を英語のまま返事ができるようになってきます。
会話に興味を持つことが習得のコツ
少しでも話せるようになると日米の文化の違い、考え方の違いに興味が移行します。
深い話ができるようになるともっと話が弾んでくるのでさらに楽しくなります。
楽しんで身につけるのが1番の近道
人間誰でもそうだと思いますが、何か新しいことを始める時は興味がある場合はすんなりと始められます。
しかし人に言われて、とか義務的に始めようとするとこれはかなりしんどい始まり方になるのでその先が進みません。
今、少しでも興味を持っているなら重い腰ならぬ、軽い腰だと思います。
そんな気持ちが高まっている時が始めるのに一番良い精神状態だと思います。
英語が話せるようになると世界観が変わります
今は世界の人と繋がれる時代です。
グローバル化、と言われて久しいですが、こんなどうでも良い言葉に踊らされることなく自分の進みたい方向を目指せば世界の情報に興味が出てくるでしょうから、必然的にグローバル化します。
グローバル化を目指して英語を勉強するよりも、英語を勉強して世界の人達と友達になれば、日本で言っているグローバル化が如何に陳腐な言葉かと気づくと思います。
まずは第一歩が大切です。
臆さずに前に進みましょう。