アメリカ遊学記その14

前回からの続き)

日本とアメリカでの運転の違いがあるので注意したいところは、坂道で駐車するときはタイヤを必ず縁石に向けて止めなければならない。

 

アメリカで運転する時の注意点

坂道で頭が坂の下を向いている時はハンドルを一番右に切って駐車。

坂道で頭が上を向いている時はハンドルを一番左に切って駐車しなければならない。

つまり滑り出した場合、縁石にタイヤが当たって止まるようにするルール。

 

横断歩道で歩行者がいる場合は歩行者優先

今でこそ日本でも横断歩道は歩行者優先が言われているがアメリカは車社会。

日本より10年どころか20年も30年も進んでいる。

仮に歩行者が渡っているところを突っ切って行こうとすると、Are you Crazy?と言わんばかりの肩をすくめたジェスチャーに出くわす。

警察がいたら即切符が切られるので要注意。

 

アメリカはルールに厳しい

日本は島国で殿様や朝廷が決めたルールに従う、と言う文化だが、アメリカは自らが国を作ったと言う自負があるためかルールは皆で決めたものだから皆んなで守るのは当たり前、と言う民主的な考え方が浸透している。

もちろん、アメリカだって日本だって犯罪を犯す者もいれば、犯罪ギリギリのところまで突き進む者もいるのでそういう輩は除外して考える。

一旦停止で4ウェイの場合、ほぼ同時に車が交差点に差し掛かった場合、最初に交差点に差し掛かって止まった車が最優先される。

最初にスタートした車から右回りにスタートをする決まり。

日本人のように「どうぞお先に」と言うのは通用しない。

ルールに従わなければ「無能」とみなされるか、クラクションを鳴らされるので要注意。

 

日本にはないアメリカの良さ

弱者を見過ごさない。

例えばバスに乗っていて停留所で止まる。

お年寄りが乗ってくると、座っている人が必ず数人が立ち上がる。

日本人のように「譲るべきか、どうしようか」などと言う躊躇がない。

これは本当に見習うべき文化だと思った。

弱者に対して手を差し伸べるのは恥ずかしさを持たないアメリカに軍配があがる。

挨拶に躊躇がない

挨拶を率先して行う点は日本人は見習うべき点だと思う。

特に東京近郊に住んでいる人はこれができない。

関西の人はアメリカ人に近く挨拶を躊躇なくできるので、これは私は見習うべきポイントだと思っている。

 

日本の良さを再認識

アメリカにいて一番思うことは、アメリカ人は喜怒哀楽を出し過ぎな気がするところ。

特に怒りに関しては瞬間湯沸かし器のように爆発する。

言い方にしてもそんな言い方しないでよ、と言う幼稚な言い方、腹立たしい言い方がある。

思ったことをすぐに口にするのは日本で言う「空気が読めない」と言う感じ。

それを言ったら相手が気に触るでしょ、と言うことを平気で言うのは日本人にとってはあまり精神衛生上よろしくない。

その点、日本人は相手を慮った言い方をするし、相手を傷つけないように話すのは「大人」だと思う。

KENもアメリカ人は幼稚だと、よく言っていた。

アメリカ、日本それぞれに良いところもあれば悪いところもあるので、端的に言えば文化の違いなのだが、それに慣れればアメリカは住みやすい国だと思う。

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