アメリカ遊学記その15

前回からの続き)

アメリカではお世話になった方がいる。

日本の英会話スクールの先生の家族。

困ったことがあったら尋ねていけ、と言われて住所を教えてくれていた。

後はホームステイの家族。

 

アカデミックな英語だけじゃダメ

自分ではそう思っていないから通じれば良いと思っていたのだが、割と言われることが多いのが、真面目な英語はつまらない、と。

真面目な英語と言われても知っている単語と知っている文法を駆使して会話をしているだけであって、それを真面目な英語と言われると、それ以上の手持ちのコマがない者にとってはどうしようもない。

 

スラングを駆使できると一人前

ある程度会話が成立しているからこそ言われるのだと思う。

しかし、スラングを知っている訳でもなく、逆にスラングを聞き取れるほどの耳がある訳でもない。

元々相手の話している中身の70%〜80%聞き取れれば良い、と言う感覚なので、その中にスラングが含まれていても正直わからない。

先生の家族に言われたのは(特にお母さん)You should say “Shut fuck Up!”.

それを真似してShut fuck Up!と言うと、そうだそうだ!と言いながらゲラゲラ笑っていた。

今にして思えば、日本に来たての中国人に悪い言葉を覚えさせて、例えば「マジヤバくね!?」みたいな、たどたどしい日本語を覚えたての人間に言わせてそれを聞いて笑う、と言うようなことかもしれない。

でも、それを言うことでそれまで堅苦しいと言うか緊張感があったのが、一気に雰囲気が良くなったのも事実。

 

他でも言われて真似させられる

他のアメリカ人にも似たようなことを言わされた、

「ワラファックアップ!」

つまりWhat’s Up(どうした?何かあった?)と聞く時に間に”fuck”を入れることで割と品のない言葉になる。

でも、それでみんなが笑うならそれも一つの手だと思った。

とは言え、こういう言い方は、教わらないと言えないので、仲良くなった人に聞くしかない。

もちろん知らない人同士が普通に話している場合は(特に私が外国人なので)必要以上にはこちらも言えないのは日本でも同じこと。

 

日本語の発声と英語の発声

日本語は口先だけで話せる言語。

英語は腹式呼吸で発する言語。

お腹を使って腹式呼吸で日本語を話すと、演技をしている雰囲気になる。

逆に日本語の発声方法で英語を話しても、通じにくい。

日本語は鼻から抜けるような喉だけで話せる言語だと思う。

無理に大きな声を出す必要はない。

しかし英語は喉を大きく開いてお腹から声を出す感じで話すと少しだが英語らしく聞こえるし通じやすくなる。

 

アメリカと言う環境に馴染む

アメリカに滞在しているとだんだんこの環境に慣れてくるので自分の声も自然と大きくなる。

自分の声が大きくなっていたのだと気付くのは帰国してから。

親と話していてそう言われ、気づいた。

アメリカにいると気恥ずかしさはかなりなくなっていた。

つまり英語を話すと言うのは日本にいると勇気がいる。

「ちょっと英語で話してみて」と言われても「いやいや無理無理」となるのが普通だが、帰国直後はそれがなく普通に英語で話すことが何の躊躇もなくできる。

環境が性格を作る、と言うか変化させるのは私が身をもって体験したことである。

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